近頃、鳩の【糞】や、鳥類の【ウイルス】による【鳥害】が取り沙汰されています。
加えて、【レース鳩が野良鳩化して鳥害をもたらす】という説があります。
確かに、鳩レースの帰還率は状況によって半数以下になる場合もあります。(帰還できなかった【レース鳩】には、【猛禽類】に捕まるもの、他の鳩舎に入りそのまま飼育されるもの、ドバトに混ざり迷い鳩となるものがいます。)
しかし、【レース鳩】には必ず「脚環」がついています。そして脚環の番号を「レース協会」に連絡すると、飼い主が分かる仕組みになっています。【私製環】で飼い主の名前や住所も分かります。
現に、Hat-Pop鳩舎の鳩達も、親切な方からの連絡によって何羽も返ってきています。(嬉しい事ですよね)
先に述べた【鳥害】は、人間の「健康に害を及ぼす危険性」があります。また、鳩達にとっても「住みかや餌」を奪われる非常に厄介な問題です。なるべくこの様な”不幸”な事態を招かぬ様にしたいですよね。
従って、レース鳩を飼育する人は、必ず【私製環】や【予防注射】、【鳩舎の消毒】等で自分の飼育する鳩をしっかり管理しなくてはいけません。
Hat-pop鳩舎では、これを【鳩飼いの基本】と捉えています。
以下、レース協会の迷い鳩のフリーダイアルです。脚環番号を言うと、配布連盟名等を教えてくれます。
迷い鳩を飼い主に輸送する場合は、日通の「レース鳩」宅配便を利用します。通常の【集荷ダイアル】と異なりますので、以下の連絡先に問い合わせます。
皆さん!公園の鳩を見る時は、「脚環していないかな?」と気をつけて見てみて下さい。
とは言うものの・・現実はそう簡単では無い・・のも確かです。
例えば、帰還できなかったレース鳩は、【レース鳩として不適格】とみなす鳩飼いの方々も少なくありません。
ですから、落ちた鳩(←迷い鳩)は「いらないので、処分して下さい」と言われる場合、又は鳩舎主に送り返したとしても、その後【淘汰】(←成仏させる)される場合もあります。
これらに対しては様々見解があると思いますが、それは・・勝負の世界・・様々な処置があってしかりですね。
ただ、Hat-pop鳩舎の場合「鳩が迷いこんできて、疲れている様で・・獣医に見せて・・あーして、こーして」と連絡を頂くと、非常にありがたい気持ちになります。
鳩が助かった・・という事も去ることながら、【レース鳩】を通して見ず知らずの方とコミュニケーションが取れた喜びです。
【迷い鳩】・・確かに、鳩飼いと拾った方にとって・・一見・・面倒くさい存在かもしれません・・・。しかし、少しだけ視点を変えると、それも素敵な出会いになるのではないでしょうか?(それっきりであったとしても)
世の中・・【どう見るか、どう捉えるか】が大切なのかなぁ〜・・と思うのでありました。