鳩の帰巣本能は、まさに帰【想】本能だなぁ〜と思います。
”帰【想】本能”とは、【自分の帰りたい場所に帰る事ができる能力】です。鳩は、この能力のおかげでどんなに遠く離れていても、自分の【大好きな】場所に帰ってくることができます。
例えば、鳩舎から1000K離れた地点から放たれても、鳩はちゃんと自分の鳩舎に戻ります。
簡単に調べてみると、”マグネタイト”という物質が、【帰想】・・・いえいえ【帰巣本能】に関係しているとのこと・・・。
難しい事は分かりませんが、おそらく・・・鳩の体内に”コンパス”があり、「○○の方角に飛んでいけば、家にたどり着く」という判断ができるようになっているのでしょう。
イメージ的にこんな感じではないでしょうか。↓
さて、この”体内コンパスの精度”には、鳩(鳩の血統)によって優劣がある様で、まったく違う方向に飛んで行ってしまう鳩もいるそうです。
ですから、【全ての鳩が帰還するわけでは無い・・】のも・・これまた現実・・(悲しいかな・・)。
鳩によって、【得意な帰還距離】なんかもあるそうで・・、鳩舎主は、鳩の「得意・不得意」を見分け、体調をよくチェックしたうえで、適したレースに鳩を出さなければいけない・・そうです。
また、【鳩の鳩舎に対する愛着】も「帰巣本能」に影響します。ですから、鳩舎主は、【鳩が、是が非でも帰りたい!!】と思うように、日々・・鳩に愛情を注いであげます。
うーん・・ナルホド!鳩の体内にコンパスは、【鳩の質】と【鳩舎主の愛情】によって磨かれるものなんですね。