「鳩レースは・・何を指標にして競い合うのか?」
それは、鳩の「分速」です。
レース時に鳩を放す場所から、各鳩舎主の鳩舎までの距離には、当然バラつきがあります。
※各鳩舎の距離は、勿論、連合に正しく記録されています。
従って、「分速」を用いるわけです。
では、「どうやって・・分速を計るのか?」
到着時間を記録して、「事前に登録してあるスタート地点から鳩舎までの距離」÷「到着時間」によって導き出します。
では?「どうやって・・到着時間が分かるのか?」
この方法には、手動と自動があります。
手動とは、鳩舎に帰ってきた鳩を捕まえて、足からゴム輪を外して測定器の時計に入れて・・帰還時間を打刻する方法。
自動とは・・・電子的に鳩の帰還を管理する方法です。
ここでは、Hat-Pop鳩舎の所属する連合が行っている【自動】の方法をご説明致します。
自動の仕組みとしては、まず、鳩舎に・・平べったい・・【ロフトアンテナ】というものを設置します。
【ロフトアンテナ】は・・コードによって・・電卓みたいな・・記録装置・・【アティス・トップ】とつながっています。
鳩の足に128bitの情報が入る【チップリング】というものをつけるのですが、【チップリング】には・・鳩のナンバー情報が入っています。
そして・・・
【ロフトアンテナ】の上に【チップリング】をつけた鳩が降り立つと・・【アンテナ】が【チップの情報】を読み取りまして、記録装置に時刻と番号を記録するのです。
あらかじめ、鳩にはめられている【脚環番号】と【チップリングの番号】は関連付けしてありますので、結果、どの鳩が・・何時入舎したか分かるというわけです。
で、この情報のどうするのか??ですが、
連合単位にレースをトータル管理するシステムがありますので、
レース前とレース後に、鳩舎主達が、おのおの連合へ出向きまして、このシステムを使って情報を記録、解析致し、最終【分速】を出すのでございます。
(【ハートコン】だとか【ネストコン】という・・ソフト使って・・データを・・記録・・解析しているのでしょうか・・?。)
自動の仕組みがあれば!鳩舎で鳩が帰還するまでずっと待っている必要が無く、時間が拘束される!会社員でも!安心して・・鳩レースを楽しむ事ができますね。
Hat-pop鳩舎も・・自動化・・さまさま!素晴らしい仕組みです。
(私も、電卓似の・・記録装置が・・【ピーッ!ピーッ!】と音を鳴らし・・到着した鳩を記録していく様子を見た時、「スゴッ!」と思ってしまいました。)
でも、昔ながらに・・鳩が帰ってくるのを・・待っているのも・・楽しいものなのだろうなぁ〜・・・とも思うのでした。