舎外とは、鳩舎の外に鳩を出し、飛ばす訓練です。
レース鳩には毎日の『舎外訓練』が必要です。
しかし、きちんとした舎外を鳩に覚えさせるには・・段階が必要です。
まず初めに【レース鳩に鳩舎の出入り口を理解させ】ます。
出入り口を理解させる順番として、まず到着台に囲いをつけます。
そして【トラップ】を開けて鳩を到着台の上に出します。
鳩は、到着台と鳩舎内を行き来して、出入り口を覚えます。
次に、【トラップ】をおろします。
初めのうちは怖がって【トラップ】を敬遠するかもしれませんが、そのうち【トラップ】を自分で押し上げて、鳩舎内と到着台を行き来するようになります。これを数回繰り返して行くうちに、ちゃんと出入り口の場所と、出入りの方法を覚えるそうです。(スゴッ)
鳩舎への出入りに慣れたら【舎外訓練】を開始します。
Hat-Pop鳩舎では・・まだ・・あまり人が目を覚ましていない・・早朝に訓練を行います。(早朝に行う方が・・周囲の人達に迷惑をかける確率が少ないからです。)
朝日が昇ってきました!舎外訓練の開始です。鳩舎をあけると・・・
鳩達は勢いよく!飛び立っていきます。
しばらく・・飛ばせます。(Hat-Pop鳩舎では自由に飛ばせています)
この間に・・鳩舎内の掃除を行います。ちりとりと・・糞カキをもって・・ささっと掃除します。
しばらくすると・・さっさと降りてきて・・一休みする鳩達がでてきます。(なまけ鳩)
しかし・・空では・・まだ・・せっせと!飛ぶ練習をする鳩達もいます。(まじめ鳩)
やがて・・まじめ鳩たちも降りてきます。
そして!鳩達は・・「さぁ!餌だ!餌だ!」という具合に・・続々と入舎します。
入舎した鳩達は・・餌箱の周りで・・「まだかぁ・・餌はまだかぁ〜!」とウロウロします。
鳩舎主の掃除も終わり・・全部の鳩が訓練を終え・・揃ったところで・・待望の朝ご飯です。
このとき、鳩舎主は・・大体の羽数と・・餌の量を計算して与えます。(与えすぎは禁物)
二手に分かれて・・「いただきま〜す」。
あっと・・いう間に・・食べてしまいました。
これを・・毎朝、1回行っています。
朝できなかった場合は、Hatさんが・・お昼休みに・・半分の鳩を・・舎外させる時もあるそうです。