鳩レースとは?
レースとは競争。そして、競争とは・・勝負、優劣を競い合うものですよね。
従って、鳩レースとは、鳩を使って・・勝負する事・・なのです。
勝敗の指標は、鳩の帰還速度です。つまり、鳩を1箇所に集めて一斉に飛ばした後、鳩が自分の鳩舎に戻るまでの分速を競うわけです。
人間の【陸上競技】にも、【短距離】・【長距離】と種目があるように、鳩レースにも【種目】があります。各地区の連盟によって違いがあるようですが、例えば、Hat-pop鳩舎が所属する連盟では、200キロから1100キロまであります。
まず・・2月の半ばから5月の半ばまでのレースは、【春季レース】と呼ばれ、200キロ、300キロ、そして400キロから名称がつきます。これが【重賞】レースとなります。
●400キロ→ |
パールレース |
●500キロ→ |
レジョナルレース |
●600キロ→ |
ダービー |
●700キロ→ |
地区ナショナルレース(これが一番のメインです) |
●800キロ→ |
グランプリレース |
●1000キロ→ |
チャンピオンレース |
●1100キロ→ |
グランドナショナルレース |
この時季のレースは長丁場で、鳩も繁殖期に入るため非常に調整が難しくなるので大変・・・とのこと・・です。
次に、その年に生まれた【若鳩】を中心に出場させるレースが【秋季レース】です。こちらは、200キロ、300キロ、400キロパールレース、500キロレジョナルレースで終了です。
鳩舎主は、どちらのレースの、どの距離にどの鳩を出すのか・・を思案しつつ、日々・・精魂込めて鳩を飼育するのです。
鳩レースの起源は、ヨーロッパにあります。
私の経験では、韓国、中国、ブラジル人に【鳩レース(ピジョンスポーツ)】の話しをすると、それこそ・・鳩が豆鉄砲食らったような顔・・をされましたが、
東西ヨーロッパ諸国の人に話しをすると、自然に聞き入れてくれました。(食べるのも結構普通みたいで・・)
モチロン、まだまだ視野の狭い見解ですが、これだけでも「あぁ〜やはり、ピジョンスポーツはヨーロッパなんだなぁ〜」と思ってしまった次第です。
しかし、なぜに・・元来・・日本のものでない・・ピジョンスポーツが・・我が父の世代に浸透し、現在に至るまで残っているのか?
やっぱり!日本人は・・我慢強く・・緻密に計算し、色んな条件と闘いながら・・何かを追い求める事が好きなのかなぁ〜?と思います。(自然との対話も好きなのか?)
しかし、最近それも・・薄れてきたようで・・・。「いかんなぁ〜・・」と思ううるるでありました。