鳩のからだって・・どんなの?と思い、絵にしてみました。
まず、頭の部分から・・・。
●くちばし→ |
上のくちばしは下のくちばしよりもやや長い。食物をとるのに便利、かつ硬いマメなどを食べるために丈夫にできている。 |
●鼻こぶ→ |
上のくちばしの基部にある。若鳩のうちは小さく、成鳩になると大きくなる。健康な鳩はこの部分に白い粉を吹く。 |
●口角→ |
上下のくちばしが接する部分。口角に腫れ物ができた場合は病気を疑う。 |
●前額部→ |
鼻こぶと両眼にはさまれた部分。 |
●頭頂部→ |
頭の上部。この部分に丸みを持つ鳩は賢い可能性大。 |
●後頭部→ |
頭の後面。この部分にもまた!丸みを持つ鳩は賢い可能性大。 |
●眼球→ |
瞳孔と虹彩から構成されている。虹彩には、赤・茶・銀・ぶどうなどの各色がある。 虹彩の光に対する感度がよく、かつ眼環外の黒色色素の多いものが良い。 |
●耳→ |
眼の後下方にある。羽毛で覆われているため外からは見えない。 |
●肩→ |
つばさの上部の基部にあたる。よく飛ぶ鳩はここが厚く発達している。 |
●背→ |
両つばさの間の背中の部分。上面ともよばれる。(それに対して、腹部を下面とよぶ。) |
●すね→ |
腿のようにみえる部分。鳩の腿や膝は内部にあるため外からは見えない。 |
●脚→ |
人間の足のひらにあたる部分。 |
●あしゆび→ |
3本が前方に、1本は後方にある。後方のものを第1あし、内側から2、3、4あし、とよぶ。 |
●尾羽→ |
長い12枚の羽で構成されている、おもに舵の役目をする。 |
次に翼の部分です。
●初列風切り→ |
つばさをひろげて、外側からの10枚のこと。内側から、第1、2・・・10羽とよぶ。 第9羽が一番長い。内側に向かって短くなる。 |
●次列風切り→ |
初列風切りの内側にある12枚のやや短い風切りのこと。中央から内側に向かって、第1、2・・・12羽とよぶ。 |
●後列風切り→ |
次列風切りの内側にある肩の背の部分にそって縦にならんだ数枚のこと。3列風切りともよぶ。 |
●雨覆→ |
大、中、小と初列雨覆にわかれていて風切りの上にある。風切り羽の保護をしている。 |
●小翼羽→ |
初列風切りの上にある数枚の風切りで、減速する時に利用する。 |
最後に身体の内部です。鳩の身体の内部は他の鳥とほぼ同じです。
○呼吸器系統には肺から気嚢が発達している。これによって浮力をつけることができる。 |
○骨は他の鳥類と同様、中空になっている。これは、飛ぶのに都合がよい。 |
○消化器系は、食道の一部が【そのう】といわれる特別なふくらみになっている。【そのう】に食物を一時たくわえる。胃は砂嚢ともよばれ、筋肉が発達している。胃は、【そのう】からきた食物を砂や小石ですりつぶす役目をする。 |
○腸は他の動物にくらべると短い。 |