今回は鳩痘です。
鳩痘は、鳩の天然痘にあたります。
では・・人間の・・天然痘の説明を・・簡単に・・。
天然痘(痘瘡に同じ)の病原体は痘瘡ウイルスです。
このウイルスが・・気道の粘膜から感染します。もちろん・・熱も高く出ますし・・悪寒・・頭痛・・腰痛を伴います。
そして・・解熱後には顔に発疹が生じ・・痘痕を残す場合があります。痘瘡は感染力も強く・・死亡率も高いものでした。しかし・・1980年頃より・・絶滅が宣言されていますね。
痘瘡には・・予防注射がありました。実は・・U丸の腕にも予防注射の痕があります・・。
鳩の鳩痘の症状は、前回のミューゲ病によく似ています。
当然・・こちらも伝染病です。
鳩痘にかかった鳩は、眼や、嘴の根本周辺に、小さな腫れ物ができます。
初期段階は、化膿してぶよぶよしますが、次第に・・固くなり・・、そして・・次々と広がっていきます。(ゲッ)
別段・・命に別状無いそうですが・・無論・・他の鳩に伝染すると・・皆で顔中【ぶつぶつ】しますので・・良くありません。(訓練に支障をきたすそうです)
【対処法】は、ミューゲ病と同じです。
ミューゲ病の様に・・内臓を犯す事が特に無いため・・、腫れ物を取り除いてあげれば全快します。
予防法もミューゲ病と同じです。
ただし・鳩痘は・・蚊に刺された事が原因・・で発病する場合があるそうです。蚊対策が重要ですね。
この記事を書いていたら・・なんだか・・痒くなってきました・・トホホ。