今回から数回に渡り、鳩の病気を勉強したいと思います。
まず、【ミューゲ病】という病気からいきます。
これは・・結構恐い病気だそうです。
なぜか?・・・それは・・・・伝染病だからです。
放っておくと・・瞬く間に・・鳩から鳩へと広がり・・手におえない状況に陥ってしまいます。
事前対策と、すばやい対処が必須!!ですね。
ミューゲ病にかかった鳩は・・口の周囲や、中に・・黄白色の腫れ物が沢山できます。
そして・・・これらの腫れ物は・・咽喉から内臓に広がっていき・・終には・・鳩の命を奪ってしまいます。
【対処】としては・・・
1.口の周辺に腫れ物ができている鳩がいないかチェックする。
2.いた場合・・・速やかに!!捕まえて口を開かせ、内部までジックリ観察する。
ミューゲ病の場合、口の粘膜や舌にも腫れ物ができいます。更に・・悪臭もするそうです。
3.疑わしき鳩は・・即座に・他の鳩から隔離する。
疑わしきは!罰せず・・といいますが・・鳩の場合は!!【疑わしきは即座に隔離】です。この行動が鳩舎を救います。
ミューゲ病の看病方法・・は・・↓以下です。
1.ピンセットで、黄白色の腫れ物を残さないように根こそぎ取る。
2.出血したら・・脱脂綿等で圧迫して止血する。
3.傷口をオキシフルでよく洗う。薄めたヨードチンキを塗る。又は硝酸銀で焼いた後、食塩水でよく洗う。
手当て後に・・新しい腫れ物が発生した場合、根気よく取り除いてあげます。
もちろん!治療中は運動を休ませます。そして、体力がおちない様に栄養を取らせます。
ミューゲ病の傾向として・・・巣立ち時期の雛・・若鳩に多く発生するそうです。時期は・・【梅雨】から初夏にかけて・・湿気が多い頃ですね。
この時期には!シッカリ乾燥!シッカリ清潔!!と心がけネバなりません。
そして、鳩舎内や外を・・小まめに!消毒するべきです。もちろん!巣箱の中や、床、隅に渡るまで念入りに行います。
20%のクレゾール石鹸水を噴射する。加えて、刷毛で鳩舎の内外壁にこの消毒液を塗り込むと良いそうです
つづく・・・