鳩は鳩舎に帰還すると、【鳩専用の出入り口】から鳩舎の中に入ります。
私は、最初・・こんな疑問を持っていました。
「レース鳩って、訓練やレースから帰ってきた時・・・どうやって鳩舎の中に入るのだろうか?」
「もしや!鳩舎主が1羽ずつ捕まえるのかな?まさかね・・・。」
今はもちろん疑問は払拭されています。鳩舎には、【鳩専用の出入り口】がちゃんとあるんですね。
毎日の運動(訓練)時には、この【出入り口】を鳩舎主が手で開けて鳩を外に出します。そして、訓練終了後・・鳩は自ら【出入り口】をくぐって中に入るのです。
この【出入り口】の仕組みは、外からは自由に入れて、入ると出られないようになっています。
仕組みを実現しているのは、この【出入り口】にさがっている【トラップ】と呼ばれる細い棒です。この棒は、数センチおきに出入り口にさげられています。鳩は舎内に入る時に、このトラップを押し上げて中に入る様に若鳩の頃から訓練されています。
「なるほど!そうか!うまくできているな・・。」と思いました。
出入り口のサイズは、だいたい15センチから20センチぐらいが適当だそうです。そして、出入り口に必ず【戸】をつけておき、鳩を出入りさせる時以外は【戸】を閉めておきます。これは、外敵から鳩を保護する目的と、雨や雪から鳩舎内を守る役割を担います。
しかし、現実には・・・Hat-Pop鳩舎などでも、猫やカラス、そして猛禽類などが【ちょっとした】スキをついて鳩舎の中に進入してくるそうです。ひどい時には、金網を破って中に入っている場合もあるそうです。
【ひどい時】というのは、Hat-Pop鳩舎【番犬】コロがいない時にやってきます。
ですから、Hat-Pop鳩舎には、【番犬】コロの存在が欠かせないそうです。