【ハネワル】は飛べませんが、頑張る母鳩です。
レース鳩は、その能力に応じて、【選手鳩】、【種鳩】、【仮母鳩】に分けて飼育します。
仕組みとしては、まず、能力の高い鳩ペアーを【種鳩】にして卵を産ませます。同時に、【仮母鳩】ペアーにも卵を産ませます。ここで【仮母鳩】ペアーの産んだ卵は取ってしまいます。そして、【種鳩】ペアーの産んだ卵を【仮母鳩】ペアーに抱かせて育てさせます。
まさに、【卵】だからなせる技ですが・・・(【競馬】の馬では・・・なかなかこう簡単にはいきませんよね。)
つまり、このようにして、良い【血統】を増やしていくわけです。
Hat-Pop鳩舎では、飛翔能力の劣る鳩や、ケガを負った鳩を【仮母鳩】にして育てています。【ハネワル】は、先天的に羽が不自由な鳩です。もちろん、飛ぶ事ができないため、レースには出せません。鳩舎主は「飛べない鳩が、うまく他の鳩とペアーになるだろうか?」という不安を持ちつつも、【仮母】として生かす事にチャレンジしました。
最初の頃の【ハネワル】は、なかなか人に慣れず、すぐ【イジケル】タイプだったようですが、鳩舎主の手厚い飼育のタマモノでしょうか、徐々に心を開くようになったそうです。そして、【めでたく】仮母となりました。
飛べない体ですが、頑張って雛を育てています。(シブイ写真だ)