27日の朝は・・

お腹ゲリゲリのせいで早くから目が覚めました。

計画表を見ると・・今日は・・■浣腸■点滴装着■手術となっており・・

手術室への入室が、13:30頃だという事でした。

という事は、勿論!午前中のヤマは・・・浣腸であります。

浣腸には、グリセリン浣腸50% 120mLが使用されるとの事で・・


看護師さんが持ってきたソレを見た時は・・ビビリました。


イチジク浣腸の2~3倍はありそうな感じで、プスッと刺す管がめちゃめちゃ長いのです。


「ベッドに横になってお尻を出して下さい」と優しく促され・・


「全部入れたら・・5分程我慢して下さい」


「トイレが終わったら、流さずにナースコールを押してナースを呼んで下さい。便を確認しますの
で」

と・・おっしゃるではありませんか・・・・(グッ)


いやぁ~・・看護師って・・つくづく大変なお仕事ですよね~・・・。


あっと、この浣腸の刺し心地ですが、思った程悪くありませんでした。


「既に下剤によって・・かなりヤラレテいるんですが・・・」と、

一応泣きを入れておいたのですが、(←笑いを誘いました)


5分!我慢できるもんです。

当然・・寒気と、絞られる苦しみは・・襲ってきましたケド・・・イヤハヤ・・。


とりあえず、ナースコールをならして便を見て頂き、

「はい、キレイですねぇ」との太鼓判を頂いたので、無事・・出し尽くせた様でした。


キレイと評される具合は、出汁の上澄みがある・・味噌汁みたいな感じです。

(あっリアルですみません)


その後、しばらくすると・・男の先生がイソイソとやってきて、

点滴装着へと進みます。


今までにも何度か点滴を体験した事がありますが・・・

「こんな注意深く針を刺す先生は初めてだ!」と思う程・・注意深げでした。


でも、結論から言うと!上手かった!!です。


最初は違和感がありましたが、全くズレず、

痛みもなく、抜くときも痛くありません。

あまりに注意深いので「慣れてないのかな?」と不安になりましたが、グーでした。

しかし・・・「あー終に・・つながれたなぁ~。」とガックシ。

点滴って嫌いです。


書き忘れていましたが、点滴を行う前に・・もう1つイベントがありました。

何か?というと、手術着へのお着替えです。

よくある浴衣みたいな物を着て、紙の青いデカパンに足を通し、

エコノミー症候群を防止する着圧ソックスをはきます。

「いかにも・・だなぁ~」という感じです。

と、そんなこんなで・・13:30も過ぎようという頃、

看護師さんから連絡があり、手術室へ入室となりました。


入室は・・えっと、徒歩です。

くねくねと道を進み、大きな鉄の自動ドアをくぐる所で別れました。

よく・・テレビである・・「手術中」みたいな赤いランプなんぞありません。

鉄オンリーのでっかい自動ドアを何度かくぐり、でかいエレベータに乗り、

到着したのは・・倉庫っぽい大部屋でした。

駅の改札口みたいな場所で、連れてきてくれた看護師さんと、

手術担当の看護師さんが引継ぎ作業を行い、私の資料が入ったカバンを渡します。

すると、改札口の内側にある部屋から・・

麻酔医さんや、他の看護師さん達が出てきて・・色々と相手をしてくれるのです。

(ここで給食当番みたいな紙の帽子をかぶれと言われます)

というか、前の手術が長引いて・・部屋の準備が整っておらず、待ち状態だった様です。


皆、若くて良い感じの人達で「手術なのに・・待たせてしまってスミマセン。昨日眠れましたか?」


等々、気を使ってくれました。

その後、しばらくするとゴーサインが出たので、私も・・改札の中に入れてもらえ・・・

廊下をズイズイ進むと・・・何か・・「十字架?」と思わんばかりの台発見。

「この台に寝て下さい」と言われたので・・・

踏み台の力を借りて、「おっこいしょ・・」とのぼり、身を細めて寝たところ・・・・・

どっから出てきたのか?3~4人が・・ワーッとやってきて、

心拍数を測る機械や、酸素濃度を測る機械等々を・・


胸やら指やらにつけ、あっという間に・・点滴から麻酔を注入され、

「体が沈むなぁ~」なんて思ってたら・・


バッ・・とそこで記憶が無くなり、次に目を開けたときには・・・・

「大きく息を吸って下さーい。ハイ、良いですよぉ~!管抜きますねぇ~」


「ベット移しまーす、1、2、3!よいしょ!」みたいな声に包まれていました。

もやぁ~と・・している中、「呼吸数がまだ少ない!」とか・・・

看護婦さんの愚痴(世間話系です)とか・・・色々聞こえてましたが・・

「とりあえず、息を沢山せにゃならんのだな!」と思い、一所懸命に呼吸をしていると・・・

体が震えてきたので温めてもらい~の・・・

温めると・・鎖骨辺りに赤い発疹が出てきた~の・・!!と騒ぎになってました。(他人事)

(しばらくすると・・ひいたので、皆安堵)

しかし、手術の時間って・・正味・・1時間とか1時間30分ぐらいだったのでは?と思います。

1点・・気になったのが・・右の腰の痛みでした。

「右の背中から腰が痛いですぅー」と訴えると・・

「術中、右側に重心がかかっていたからです」と言われたので・・

「うーん・・そうか」と渋々理解。

いつの間にやら病室へ運ばれて、夜が過ぎていきました。

しかし・・右の背中から腰が異様に痛くて・

酸素もつけられてるままだし・・身動きとれず、夜も若干辛かったです・・。

動けないって・・キツイ・・。


そして、尿バルーン抜去の代償は・・・点滴による頻尿との闘いでした。

動くと右側の横腹に鈍痛が走るので・・前かがみのお婆ちゃん姿勢でしか歩けない状態。

でも、尿意は絶え間なく襲ってくるのです。

ヒーヒー言いながらトイレへ行き、250mlぐらい出した後、やっとの事でベットへ戻り・・

ベッドに腰掛けると・・また!即!尿意。

我慢すると・・下腹が痛んできますので・・

再度、ヒーヒー言いながら立ち上がり・・トイレへ・・。

しかし、点滴は・・いやおうなしに・・注入されて行きます。

こんな事を・・抜去後から・・寝るまで何度も繰り返す羽目に・・・・。

でも!!嬉しかったのが!夜の流動食解禁。

ヤター!!

夕食は・・五分粥250g、肉団子甘煮、中華風旨煮、青菜の煮浸し、果物缶でした。

五分粥と、肉団子と、果物缶が美味しかった~。

夜は点滴も外されるので、とりあえず・・寝る前にトイレへ行きます。

その後、夜勤の看護師さんがお腹のガーゼをチェック。

トイレと闘ってかなり動いていたので、お腹から水がジャンジャン出ていた様で

ガーゼを交換してくれました。
(手術の時に生理食塩水で洗うらしく、術後は管からそれを出す?みたいです)

そして、念のため、痛み止めのロキソニンと、胃腸薬のセルベックスカプセルを飲み・・眠りにつ
きました。

しかし、右わき腹から背中、腰が痛くて・・寝返りがうてないし・・散々。(痛み止め効かねぇ~)

「癒着を防ぐ為、寝返りをうってください!」と言われるのですが、

・・寝返りって・・かなり難易度が高いです。

おまけに・・病院のベッドは硬いし。(パラマウントベッドでした)

結局、尿を出し切っていなかったのか、3時ぐらいに一回起きて、お手洗いへ・・。

(300mlぐらい出ました)

点滴がないだけマシですが・・「あー辛いなぁ~」と感じました。


やっぱり入院は辛いです。

手術時間短かったんだし、点滴減らしてくれぇ~!と思った次第です。

PAGE TOP